不登校からの復帰 その1
不登校から数か月。まだ別室登校ですが娘がやっとこさ学校に復帰しましたので、これまでの経緯をブログに書き留めておこうと思います。
いやー、ここまで長かった。
いやこれからも長いんだろうけど、まずはここまでの道のりを書いておこうと思います。
以下、書きかけのブログ記事。たぶん5月ぐらいかな。
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さて、前回の更新からずいぶん間が空いてしまいましたが
娘、その後、学校も塾も完全に行かなくなりました。
慢性的に「頭が痛い、おなかが痛い、便秘」という感じ。
子どもの体調不良って、ほんと親にとってはつらい。
いつまでこの状態が続くんだろう。
学校、塾の勉強どうすればいいんだろう。
不安ばかりがつのっていました。
お子さんが不登校になった経験を持つお母さんとご縁がありその方に相談したところ
「まずは、娘さんに
学校に戻りたい気持ちはあるのか
塾に戻りたい気持ちはあるのか
確認してみてはどうでしょうか」
と。
で、娘に確認してみたところ
「学校に戻りたい気持ちはない
でも塾には戻りたい」
とはっきり言われました。
ああ、そうなんだ…と。
その後、その方とzoomでお話する機会があったのですが
娘の体調不良は、まだ「学校に行かなくては」「勉強しなくて」という気持ちが強いせいではないかと。
まずは、「学校に行きたくないならいかなくてもいい」「勉強もしたくないならしなくてもいい」「娘さんの気持ちを受容して、娘さんがやりたいと思うことを存分にやってみてはどうでしょうか」とアドバイスを受け、なるほどなーと。
気持ちがふっと軽くなって
後日、娘の希望でカラオケに行ったり、バディさんに映画スラムダンクに連れて行ってもらったり。
平行して、
前からみてもらっている心療内科の先生の受診、某区で特別支援学級の仕事をやっていた高校時代の友人(大学では児童心理を専攻)への相談もしてみました。
一番インパクト?があったのが高校時代の友人への相談で、
娘の知能テストの結果を伝えたところ、「たぶん発達に凸凹がある子だと思う」と。
娘の普段の様子なども伝えたところ、やはりそのような性質ゆえ多人数とのかかわりや勉強がつらくなってきてしまったのではないかとのことでした。
彼女の話を聞いていると、娘の処々の行動がかなり腹落ちして。
ならばどうするのがよいかと聞いたところ、公立小学校にはいわゆる特別支援学級というのがあるので、その学級に入れてもらうのはどうかと。ここなら大人がほぼマンツーマンで相手をしてくれるし、リレーションタイム等で他人とのかかわり方等も学べるので、いままで娘が感じていた辛さが軽減されるのではないかと。
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上記の提案を受けて、特別支援級を娘に提案するも「最終的にクラスに戻るための特別支援級なら行かない」と言われ、却下。
また、学校から離れた場所にある(うちから電車で40分ぐらい)、区の施設(不登校の子が自由に来て自由に帰っていく施設)も一日体験しに行くも「自習してたら先生がホワイトボードで突然授業始めてきた。もうやだ」と却下。
結局、家で過ごすしかない状況で、私も途方に暮れて、どうするかと考えて、
本人とも相談したところ、個別指導塾に行きたいというので
5月に塾への復帰も考慮しつつ、地元の個別指導塾へ。
ここの室長さんが、ほんとによい方で(不登校のお子さんも塾にいるらしく、不登校にまつわる子どもの状況もよく理解されていました)、子もけっこう気に入っていたようですが、2回ほど通った段階で「行きたくない」と。
また、中学受験をどうするかもそろそろ決めなくてはならない時期で、本人に確認したところ「中学受験やめる」と。
勉強もしない、中学受験もしない、毎日家でiPadなどを見ているばかり。
学校に行かなくても、せめて塾で勉強をやり、できれば中学以降の勉強も先取りできればその先の希望が見える。でも、このとき個別指導塾への通塾の可能性が消えて、私もかなり落ち込みました。
…このままでは本当にまずい。
未来の希望が見えなくて、不安な気持ちもいっぱいで毎日泣いてばかり。
とどめは児童精神科の受診を拒否られたとき。
娘が癇癪起こして病院に行く途中で帰宅してしまって、児童精神科の医者に泣きながら
「もう発達障害の親、無理です。娘をどこかの病院に入院させてもらえませんか」と相談しました。
→医者には「入院は無理だけど、娘さんのショートステイができそうな場所として〇〇というところがあるんだけど、どうかな」とご提案いただきました。ありがとうございました。
その日はほんと娘に腹が立つやら、悲しいやらで家に帰るのも嫌になり、娘に無断で夜映画(「怪物」)を見て帰ったのでした。
→映画「怪物」はめっちゃよかったです。
しかし、気持ちはおさまらず、自分としてももう限界なのでプロに相談するしかない。
そう思い、相談先を探して、最終的に2つぐらいまで絞り込みました。
一進一退焦らないこと
かかりつけの医者からも、子どもと適度な距離をとることは大事といわれていたので、昨日は子にはお弁当を置いて、私は事務所で仕事。
出がけに子に「PCでアニメを見られるようにしろー!」と言われましたが(アニメ大好き)、早く出かけたいので「帰宅したらセッティングする」と約束して事務所へ。
※我が家では各端末のインターネットの接続制限をするソフトで接続制限をしています。私が許可しないとインターネットに接続できない。
所内の打ち合わせと、資料の読み込み、図面の依頼など。
いやあ、はかどるはかどる…。
子と離れていることで、精神的にも楽になり、(基本的には在宅勤務なのですが)やはり出勤して仕事したほうがいいなと実感しました。
昨日は子の塾の日だったので、もしかして塾は行くかもと思い、電話してみたところ「塾行かない」とのことなので、がっつり17時半ぐらいまで仕事して帰宅。
夕食は子のリクエストで焼きそば。
本人が作るというので焼きそば作りをサポート。
美味しくできました!
一緒にお風呂に入って、お布団に一緒に入ってあれこれ話してると楽しくなってきちゃったのか、「眠れない~」というので、医者から処方されたメラトベルを飲ませて就寝。
あとで聞くと実は本人は学校に行く気が少し湧いていたみたい。そしてその後の塾もセットで行く気だったと。
そのサポートが上手く行かなかったようでごめんね。
でも昨日寝る前に「前よりも元気になってきた気がする」と言ってたのは嬉しかったです。
→私も以前よりも元気なってきてるのを実感してます。
行けるときは必ずくるし、それを信じて焦らずやって行こうと思います。
実は昨日職場のリーダーにも子が不登校であることを伝えました。「様子を聞くと、かなり長期戦になりそうな気もします。焦らずやっていくのがよいと思います。あと、お子さんのこともそうですが、仕事面含めめぐみさんのことが心配」と言われまして。
実際のところ、不登校のケアをしながら在宅の仕事をすることが結構大変で。それを少しでも分かってくれる人がいてかなりホッとしたというか。
自分でも不登校の親仲間みたいなのがいないとメンタルが辛くなるのは目に見えてるので(いま実際辛い)、お子さんが不登校だった(もしくは不登校中)の親のコミュニティを探して、参加しようかと検討しているところです。
無理せず、サポートしてくれる人の力を借りつつ頑張りたいと思います。
冒頭の写真は新宿御苑。
エネルギーチャージできました。
不登校再発
更新が滞ってますが…
娘不登校が再発。
先週はまったく学校に行けなくなってしまいました。
また、塾にも行けなくなってしまいました。
朝は起きられるけど、かなりつらそう。腹痛、疲労感(いわゆる不定愁訴)。
2/23は知人にサンシャイン水族館に連れていってもらって帰宅したら塾に行く予定だったのですが、帰宅した直後は塾に行く気満々だったのに、帰宅して10分ぐらいしたら「無理」と。思わず崩れてしまいました。
親としては6年生の大事な時期、少しでも勉強してほしいのですが…。
翌日、かかりつけの児童精神科・診療内科の先生に診てもらったところ
やはり自律神経の乱れがあると。学校は無理して行かせない、行く気力が充実してきてからにしてみてはどうかとアドバイスを受けました。
→併せて漢方薬の服用とヨガ的なエクササイズも勧められたので実践することに。
この本も参考に。
こんな感じなので、土日の塾の授業・テストも休んでしまい、塾の動画授業も受けず…。
体調のことはあるとしても、勉強も進められない。また、何を考えているのかわからない状態で、私もかなり苦しいしつらい。
ある程度の長期戦を覚悟しつつ、自分のメンタル維持のため不登校の教科書を購入してみました。カタリバの今村さんの本を読んで、不登校伴走のイメージが湧いて、少し元気出ました。
まずは、子の自律神経を整えること。長期戦になりそうですが、プロの手も借りながら、自分のメンタルケアもしながら走り抜けようと思います。
娘との日々
娘(11歳)との日々があまりに濃いので、美術部部室の中の人のブログとは別に育児のブログを書くことにしました。
できれば更新頻度多めで。
できれば娘が大きくなったときに自分の成長の記録(と、親からの目線)を楽しく(?)、確認できるようにこのブログを更新してきたいと思います。
最近ほっとしたことは、また学校に行けるようになったこと。
ここ2週間ぐらい不登校だったんですよね。
いままでも学校に行きたくないと言うことはあったのですが
今回は割と長めだったので、少々心配しました。
夜、眠れない→朝、起きることができない…
医者に相談してメラトニンを処方してもらったりしたのですが
いまいちで、自律神経が乱れているようでした。
しばらく様子を見ていたら自然と夜眠くなるようになり
それに伴い朝も起きられるようになってきて。
でも学校には行きたくないという…
学校は(行きたくないのなら無理に行かなくてもいいと思うのですが)行かないと、どんどんハードルが高くなるんですよね。
で、いろいろ考えて、学校と塾で仲良くしてもらっているお友達に電話をかけてもらうことに。で、娘がお友達に電話で話したら、あっさりと「学校行くー」と。
母さんホッとしました(泣
で、昨日無事登校。今日も無事登校。
まだまだ様子見ではありますが、この調子で行ってくれるといいなと思います。
併せて、不登校に関する本も読むことに。
この森田先生の本、すごく良かったです!
実は登校する前日ぐらいから、この本に書いてあること(コンプリメント)を実践しまして。実際にはお友達との電話の方が効果があったかもですが、コンプリメントを実践することで、娘の笑顔が増え、「登校する」というアクションにつながりました。
即効性ある…!
森田先生も書いているのですが、コンプリメントは長期的に実践することが大事。そして、その記録も。
娘が成長し、最終的に社会に出ていくときにも絶対に大きな支えになると思うので、長期的に実践していきたいと思います。
ちなみに、森田先生のこの本を読んで、「不登校」に関する考え方も変わりました。以前は「学校に行きたくないのならば行かなくてもいいんじゃないか」と思っていたのですが、森田先生の経験談を読むと、やはり「学校」には家庭内(もしくは大人だけの環境)では得られないものがある。学校は行った方がいいと思うようになりました。
娘の成長をじっくりゆっくり見守っていきたいと思います。